岡本造園有限会社
2015年3月15日(日) |
馬酔木なす・・・ |
作者 不明 我が背子に 我が恋ふらくは 奥山の 馬酔の花の 今盛りなり 大伯皇女 磯の上に 生ふる馬酔木を 手折らめど 見すべき君が 在りと言はなくに 作者 不明 春山の、馬酔木の花の、悪しからぬ君には、しゑや、寄そるともよし 大伴家持 池水に 影さへ見えて 咲きにほふ 馬酔木の花を 袖に扱入れな ツツジ科アセビ属の植物、通常は白花で各地の山野に多く自生している植物だ。 古来より多くの作品にも出てきており、この万葉集の多くの10作品を始めとして 堀辰夫の「浄瑠璃寺の春」などでも知られている。 実はこれ、有毒植物で中国から大陸文化と馬を連れて大和の国に移住してきた人々が この木をあまり知らず、馬がこの木の葉を食べると酔い足が痺れ中毒死することから しらしめるために付けた名だともされている。 庭にも多く植えられ、また生花のマタギ、殺虫剤などにも使われたり 地方によって縁起のいい木ゼニカネシバとしてあつかわれているらしい。 他に白花の琉球アセビ等ある。 この花たちは今我が葉衣居に咲いている園芸品種だ。 、、 |